狩猟免許には
第一種銃猟免許(散弾銃、ライフル銃)
第二種銃猟免許(空気銃)
わな猟免許
網猟免許
があります。
わな猟、網猟は18歳以上、第一種、第二種は20歳以上の方です。
半数以上の人が第一銃猟免許か、わな猟免許をとります。同時にとることも可能です。
これを取得すればもうあなたもハンターの仲間入りです。頑張りましょう!
初心者講習会と狩猟免許試験
今回の免許は管轄が地域振興局の林務課です。
まずはそこへ行き、初心者講習会と狩猟免許試験を同時に予約しましょう。
住んでる地域の地域振興局のホームページを見ればいつどこでやってるのか分かります。
必要書類、費用
狩猟免許試験申請書、初心者講習会受講申込書は直接林務課でもらいました。どうやらこれらもホームページからダウンロードできます。
自分で用意するのは
証明写真、縦3㎝横2,4㎝のもの1枚
所持許可証(まだ交付されてない場合はなくてOK)
医師の診断書(所持許可証を交付されてる場合はなくてOK)
手数料は5200円です。さらに他の免許を受験する場合3900円かかります。
初心者講習会
自分が行った時は会場に40~50人位いました。女性が1割位。
別に初心者講習会を受けなくてもいいのですが、初心者講習を受けないで試験に挑むのは結構難しいかと思われます。
鳥獣の知識、猟具の知識、適性検査などが試験ではあります。
初心者講習では出るところ、これやったら落ちるなど事細かに教えてくれます。
ハンターの数が少なくなってきて、鳥獣駆除が間に合っていない、人々の暮らしに被害が出てきてます。なのでハンターは増やしたいはずなのでなるべくみんな合格するように事細かに教えてくれます。
例えば、狩猟鳥獣の種類は48種類。
鳥類は28種類。
獣類は20種類。(都道府県によって捕獲が禁止されてる狩猟鳥獣もあり)
試験官が鳥獣の絵を見せてきます。
その描かれている鳥獣は狩猟できるのか、できないのか、答えます。
10問位答えます。
この難しいところは狩猟できる鳥獣の場合、名前を言ってから狩猟できます!と言います。
例えば「アナグマ、狩猟できます」みたいな感じで。
そして狩猟できない鳥獣の場合は名前を言わずに「狩猟できません」と言います。
そしてこの10問、大体何が出るか教えてくれます。
あと、銃の組み立て、構え、分解ってのがあるのですがやってはいけないことが
引き金に指をいれる。
銃口を人に向ける(分解されて筒状になった銃口でもダメ)。
組み立て中、薬莢を覗いて「実包なし!異物なし!」と言わなければならない。
初心者講習会を受けないとこんなのわからないじゃないですか。(-_-;)
逆に言うと初心者講習を受ければ80%以上の合格率になります。ハンター増やしたいはずなので。(笑)
狩猟免許試験
大体初心者講習会の1週間後に試験があります。
会場に着くと先週会ったメンツがいます。
まずは適性検査です。
視力検査
聴力検査(音が聞こえたらボタンを押す例のやつ、聴力検査場所じゃないのに爆音で音聞こえてきて全員笑)
身体検査(手をグーパー、屈伸運動など簡単なものばかり)
距離の目視をします。
距離の目視は外に出て、決められた場所から「30mはどこらへんですか?」「50mはどこらへんですか?」「100mはどこらへんですか?」の質問に
「あの信号機のへんです。」「あのビルの看板のあたりです。」「あの駐輪場のへんです。」
みたいに答えていきます。(この辺りも初心者講習会の時に...)
そして鳥獣の知識の試験です。
落ち着いて先週学んだ事を答えます。
間違えやすいポイントはイタチのオスとメスです。
オスは狩猟できますがメスは狩猟できません。
オスとメスの見分け方はオスのほうがデカいっす。絵だと大きさわかりにくいので顔の模様で覚えます。黒多めがオスです。
一番難しいのが猟具の知識の試験です。
銃の取り扱いの組み立て中に銃口を誤って人に向けたり、引き金に誤って指を入れたりしたら一発OUTみたいなので細心の注意を払います。
多分試験に落ちるとしたらここです。目が光っています。
あと3人1組の団体行動なるものをやります。
銃を持って横一列に3人で歩きます。ここでも方向転換時に銃口を人に向けてしまうと失格なので細心の注意を払います。
これで一通りの試験は終わりです。同時にわな猟などをとる人はここからわな猟に使う猟具の試験になります。
無事合格して狩猟免許交付となります。
まとめ
ここまでくるとついに見習いハンターの誕生です。おめでとうございます。
鉄砲所持許可申請と狩猟免許試験は個人的には狩猟免許試験の方が簡単でした。
合格させてやるという気持ちが伝わってきます。役所もハンター増やしたいですからね。
それでもやってはいけない一線を超えると落ちます。当たり前です。試験ですから。
逆に警察は厳しい目をしてる気がします。
ハンターをあまり増やしたくないのか、やはり銃器なので危険ですもんね。アメリカじゃないし銃をバンバン所持されても困るのでしょう。
それでも普通にまじめに話を聞いて試験に挑めば受かりますよ。教わる時間なのに寝てるような人が落ちます。(-_-;)
最後に林務課から猟友会に入るか否か聞かれます。
自分はよくわからなかったので入ると言ったら後日地元の猟友会の人から連絡が来ました。そして先輩ハンターに手取り足取り教えてもらって今に至ります。
ハンターになるなら猟友会に入ることをおススメします。
今まで銃の免許に携わったお金が自治体によっては返ってくることがあるかもですよ。猟友会員になって地域のために有害鳥獣駆除などしてねーバックアップするよーってなもんですね。
そんな感じでハンターライフを楽しみましょう!ありがとうございました。
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