猟銃を持って射撃だけをするなら所持許可証を、猟銃で狩猟をしたいとゆうならプラス狩猟免許をとらなければなりません。
所持許可証と狩猟免許は別々にとります。
自分もわかりにくくて苦労したのでそれを少し書きたいと思います。
まずはこれから!猟銃等講習会[初心者講習]
これを申し込むのは最寄りの警察署です。生活安全課です。その前にネットで自分の地域で猟銃等講習会がいつどこで開かれるかあらかじめ調べておきましょう。
自分はこの段階でググってもよくわからなかったので直接生活安全課に電話して色々教えてもらいました。(-_-;)
結構親切でなんの書類が必要かいくらぐらい費用かかるかなど教えてもらいました。
初心者講習の思わぬ難関、予約!
講習会の日を確認したら何会場もあるので自分家に一番近い会場で予約します。
定員があるので早く予約しないとすぐ埋まります。
例えば講習会が近所で8月15日にあったー予約するー!と言っても8月の予約は前の月の7月1日から予約スタートになります。なので月初めは講習会の予約をしたい人達が生活安全課に集結します。自分がとった3年前は定員も多かったのでまだ余裕がありましたが新型コロナのせいで定員も減らしており、受講したい人も多いのであっちゅーまに埋まります。
友達も予約しに朝の8時に生活安全課に行ったらしいのですがもう人が5人ほどいて結局定員オーバーになっちゃったみたいです。
整理券配ってたのでもっと早く行かないとだめみたいです。
その警察署だけではなく県内全ての警察署から予約合戦になるので何気に狭き門かもしれません。コロナさえ落ち着けば...
必要書類、費用
無事に生活安全課で予約取れたらそのまま猟銃等講習会受講申込書をその場で書きましょう。自分は生活安全課のお姉さんに聞きまくって書きました。
あとよくある、証明写真。6か月以内もので縦3㎝横2.4㎝が一枚。
手数料が6900円必要です。収入証紙です。
手続き完了でテキストをもらいます。
講習会の試験、合格率70%~
猟銃等講習会は一日がかりです。
9時受付開始。
お昼までは銃刀法と火薬取締法のお勉強を。
昼食後15時まで銃の取り扱いと鳥獣保護法のお勉強を。
そして試験です。今日習ったやつがふんだんに出てきます。寝てられません。
そして16時半以降に合格者発表されます。
自分の時は40名ほどいて5人ほど落ちていました。
無事合格して講習修了証明書が手渡されます。
有効期間は交付日から3年です。
教習資格認定申請!
次は教習資格認定なるものを申請します。
第二種銃猟免許の場合は教習資格認定は飛ばして次の鉄砲所持許可申請にむかいます。
修了証書をゲットしたらすかさず生活安全課に電話です。
「お次はなにが必要でしょうか?」
ここまでくると生活安全課の人にも顔と名前を覚えてもらえます(笑)
必要書類、費用
教習資格認定申請書、経歴書、同居親族書を直接警察にもらいに行きました。
書き方はその時教えてくれます。やっぱり親切です。
教習資格認定申請書は名前、住所、生年月日、電話番号、教習希望銃種などを記入します。
経歴書は職歴、住所歴、猟銃等所持歴、犯歴を記入します。
ちなみに前科あるときついかもです。軽いやつだと問題ないと思いますが。
同居親族書はそのまま同居人の名前を書けばOKです。
自分で用意するのは
写真、縦3㎝横2,4㎝のもの2枚、6か月以内のもの。
住民票の写し1通。
本籍地の市(区)町村長発行の身分証明書1通。
医師からもらう診断書。
以上です。
診断書はかかりつけ医等で質疑応答すればもらえます。
手数料は8900円必要です。
あと講習修了証明書を一緒に提出すればOKです。
調査、審査を経て教習資格認定証が交付されます。
有効期間は交付日から3ヶ月です。ちと急ぎましょう。
射撃教習
実際に射撃場に行きます。
教官みたいな人が待っており、色々教えてくれます。
その日に使う銃を借りて実際に射撃します。
海外などで撃った事がない限り人生初めての射撃になるので緊張します。
ノルマ、費用
一応合格しないと教習修了証明書が交付されません。
まず銃の取り扱い方などを教わります。
次はいよいよ射撃です。
トラップ射撃です。声を出せば目の前から向こうに向かって皿が飛んでいきます。
本当のトラップならば右左真っすぐと3方向ランダムに飛んでいくのですが射撃教習なので真っすぐのみです。
練習で1ラウンド(25枚の皿を撃つ)回ってからいよいよ試験です。
25枚中2枚打ち抜けば合格です。
費用は射撃場によってらしいのですが25000円~30000円位です。
無事合格したら教習修了証明書が交付されます。
有効期間は交付日から1年です。
鉄砲所持許可申請
これが警察関連最後です。長かった。あともう少し!
銃はまだ持てませんが買うことはできるのでもう買っときましょう。所持許可証交付されてから3ヶ月以内に銃を譲り受けないといけないからです。
ガンロッカー、装弾ロッカーも買っときましょう。家のどこか具合のいい所(クローゼットなど)に設置しましょう。ネジ等で固定しましょう。
第二種銃猟免許の人はここから合流です。
必要書類、費用
鉄砲所持許可申請書、鉄砲保管状況報告書、譲渡等承諾書、同居親族書、経歴書を警察でもらいました。どんどん書類も増えていきますね。
鉄砲所持許可申請書は名前、住所、生年月日、電話番号、講習修了証明書の交付日、教習修了証明書の交付日などを記入します。
鉄砲保管状況報告書は自宅のどこにどのようにガンロッカーが設置されてるか細かく記入します。
譲渡等承諾書は持っている銃の情報を記入します。銃の長さとか銃の口径など記入します。
同居親族書、経歴書は一緒ですね。また書きます。
自分で用意するのは
写真、縦3㎝横2,4㎝のもの、6か月以内のもの2枚。
住民票の写し1枚。
医師からもらう診断書。(教習資格認定申請の時に2枚お医者さんにもらっておくと楽です。)
市(区)町村長発行の身分証明書1通。
講習修了証明書。
教習修了証明書。
以上です。
手数料は銃1丁につき10500円必要です。
2丁目以降は一丁につき6700円かかります。
再度調査、審査
直接生活安全課の人と面談があります。
借金はあるのか、お酒は飲むのか、近所トラブルはないか、暴力団関係者と付き合いはないか、DVはないか、などなど聞かれます。正直に言いましょう。
そして2週間くらいでしょうか、審査待ちを経て所持許可証交付になります。
銃本体を警察に持っていく
銃の所持が許されているので警察に持っていきましょう。
銃の長さや口径、譲渡等承諾書との情報を照らし合わせます。
銃は裸で持っていってはダメですよ。カバーに入れて持っていきましょう。
家に警察官を招く
そして日を改めて近所の交番から電話がかかってきます。
家まで警察官が鉄砲保管状況報告書に間違いはないか銃の保管状況を見にきます。
前もって日にちを決めて家に招きます。
同居人がいれば警察官と同居人で質疑応答があります。鉄砲所持許可申請をしてる人について、第三者から色々聞くということです。
酒癖やDVなど生活安全課での面談と食い違いはないかですね。
あとは近所の家数件に鉄砲所持許可申請してる人について聞いて回ります。ご近所トラブル多い人は厳しいかもです。
これで全て終了です。長かった...
最後に
これで晴れて銃の所持許可が下りました。
銃を使う用途がないと所持出来ません。
射撃、狩猟、有害鳥獣駆除の3つです。
今のままでは射撃のみなので狩猟や有害鳥獣駆除もしたい場合は狩猟免許をとらなければなりません。
結構長かったけどもういっちょう免許とらなければです。
頑張りましょう。みんな通る道なので。
日本は銃を所持するのを禁じてます。
ごく一部の対象者のみ銃の所持を認めている法律なので書類などめんどくさいのは当たり前です。
そしてこの鉄砲所持許可証を持っているとゆうことはまともな人間と認められた証です。
この勢いで狩猟免許も取りにいきましょう!!
狩猟免許編は次回に書きます。ありがとうございました。
ちなみに自分は当時アナログ人間だったので書類を警察に貰いにいってましたが警察庁ホームページからダウンロードできます。そのほうが早いです。
でも何度も警察通ってると生活安全課の人と仲良くなれますよ!(笑)
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